自信の根拠「本音を言うと…」
「もちろんガルフアップ優勝大きなことで、自信がつきましたし、選手たちの気持ちを近づけることができました。さらにもっと大きなことをしようという動機づけにもなりました」
マダンの言う「もっと大きなこと」とはワールドカップ出場のことだろう。指揮官もそのためにはこの試合で勝ち点3が必要だと考えている。「非常に良い試合を見せるチャンスがバーレーンにはある」と言う。
もちろん、謙虚な気持ちを忘れてはいない。
「本音を言うと、自分たちの選手にとってワールドカップ予選は学校に通っているようなもの。予選を通じていろんなことを学んで、残りの4試合で勝ち点3を求めて、日本と一緒にワールドカップに出たいと思います」
前回対戦も日本代表にとってはスコアほど決して楽な試合ではなかったが、そこからバーレーン代表は確実に力をつけている。アウェイでの強さ、ラマダン期間に生まれる聖なる力、そして、ガルフカップで優勝したことで得た自信。それらを追い風に埼玉スタジアムのピッチに立つバーレーン代表に、少しでも隙を見せるようだと足元をすくわれてしまうだろう。
(取材・文:加藤健一)
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