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サッカー日本代表はFIFAワールドカップ出場権獲得に王手
サッカー日本代表は20日、FIFAワールドカップアジア最終予選でバーレーン代表と対戦する。勝てばワールドカップ出場が決まるこの一戦は埼玉スタジアム2002で行われる。招集された27人全員が宿舎に集合した18日、守田英正が大事な一戦を前にした心境を明かしている。
守田はけがにより所属するスポルティングCPでは欠場が続いていたが、9日のリーグ戦で実戦復帰。日本代表での試合に向けて準備を着実に進めている。「(復帰して)まだ2試合しかできていないのでコンディションは100%戻ってはいないのは事実」と認めながらも、「もちろん、90分出るつもりじゃないと来れるものじゃないし、両方とも90分出るつもりというか、それだけの準備をしてここに来ています」と述べた。
最終予選でここまで素晴らしいパフォーマンスを見せている守田は、大一番を前にしたチームの雰囲気についても言及した。「若い選手もいればベテランもいますけど、そこまで何か言って鼓舞しなくても、自立した選手が多いので理解していると思う。ただ、まだ何もつかみとっていないというところは理解するべきだと思う」。彼の言葉には仲間への信頼とともに、慢心を戒める意識がにじむ。
そんな重要な試合への臨み方についてはいつもと大きくは変わらないという。ただ、「いつも以上に、ほんの少しの集中力だったり、闘志だったり、熱意だったり。いろんなものを背負ってプレーすることがいいプレーにつながる」と話す。こういったマインドセットは、ポルトガルリーグやUEFAチャンピオンズリーグなど、高いレベルでプレーしてきた守田だからこそ感じるものなのかもしれない。
いつも通りの準備に、ほんの少しの集中を加えてワールドカップ出場が決まる一戦に臨む。
(取材・文:加藤健一)
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