MF:遠藤航
生年月日:1993年2月9日(32歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
24/25リーグ戦成績:14試合0得点
日本代表通算成績:67試合4得点
ほとんど全ポジションで高いレベルの競争が行われている現日本代表。しかし中盤の2枚、遠藤航と守田英正は現状において代えがたい存在だ。両者が揃ったときのダブルボランチは盤石といって差し支えないだろう。
体調不良により、遠藤は2024年10月に行われたホーム・オーストラリア代表戦を欠場した。この試合に日本は1-1で引き分けたが、キャプテンの重要性を改めて認識したファン・サポーターも多いのではないだろうか。90分のほとんどを攻め続けていたが、チームを落ち着かせるポイントがなく決定打をなかなか作れなかった。
2024年11月に行われたアウェイの中国代表戦では、遠藤が相手のラフなロングフィードに対して何度も効果的な対応を見せ、奪取したボールを味方の攻撃に繋げていた。
前回のバーレーン戦を振り返ると、同様にロングボールを多用されることが想定される。こぼれ球の回収、ゲームのコントロール、スペースのリスク管理など、あらゆる面でキャプテンの存在は不可欠だ。
MF:守田英正
生年月日:1995年5月10日(29歳)
所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
24/25リーグ戦成績:19試合2得点
日本代表通算成績:39試合6ゴール
キャプテンの遠藤航と同じく、現在の日本代表において不可欠な守田英正。ゲームメイカーとしてフィールドのあちこちに顔を出し、攻守において器用に立ちまわる。
2024年11月に行われたアウェイの中国代表戦では出番がなかったが、明らかにその影響は大きかった。守田と同じレベルでビルドアップや攻め上がり、リスクマネージメントを実践できる選手がおらず、とりわけ遠藤との関係性は比類なきものがある。
特に攻め上がりやビルドアップのクオリティがこの最終予選で最も具体的に現れたのは、昨年9月に敵地で行われたバーレーン戦だろう。後方からゲームをコントロールしていた前半とは打って変わって、遠藤と縦関係を結びながら相手ゴール前を急襲。鋭い進入から2得点をあげる活躍を見せた。
唯一不安があるとすればコンディション面だ。昨年12月から負傷離脱を繰り返しており、今月9日のリーグ戦で復帰したばかり。2025年に関してはフル出場した試合がない。もちろん問題なければ先発は固いが、果たして。