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サウジリーグの幹部モハメド・バスラウィ氏が、様々なトピックに言及
サウジ・プロフェッショナルリーグの幹部であるモハメド・バスラウィ氏が、スペインメディア『MARCA』のインタビューに応じ、サウジアラビアから去ったFWネイマールや加入が噂されるFWビニシウスについて語った。同メディアが現地時間18日、その内容を掲載している。
オイルマネーを武器にクリスティアーノ・ロナウドやネイマール、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノなど、スーパースターたちを集め、存在感が増すサウジ・プロフェッショナルリーグ。今冬にはアストン・ビラから21歳のFWジョン・デュランを獲得するなど、比較的若い選手の獲得にも乗り出している。
バスラウィ氏は、サウジ・プロフェッショナルリーグの今後について「 2つの戦略がある。サウジアラビアの若い才能を育成することと、海外から若手選手を惹きつけることだ。最近の移籍期間では、獲得した選手がより若くなっていることがわかる。平均年齢は23.4歳だった。ヨーロッパのビッグクラブでしかプレーしたことのない23歳の選手が、その年齢でサウジリーグを選んで成長する。ジョン・デュランが最も良い例だ」と語った。
続けて、9000万ユーロ(当時のレートで約143億円)でアル・ヒラルに加入したものの、怪我の影響で1年半で公式戦7試合の出場にとどまったネイマールについて質問が及ぶと「失望はなかった。ネイマールに起こったことはサッカーそのものだ。契約開始直後の重傷というのは、誰にでも起こり得る。彼にもっとプレーしてほしかったが、それがサッカーだ」とすでにサウジアラビアから去ったブラジル代表アタッカーについて語った。
また、スペインメディアを中心にレアル・マドリードのFWビニシウスの獲得に向けて、移籍金10億ユーロ(約1,600億円)、選手の年俸に3億ユーロ(約492億円)を用意しているという噂については「私は金額が誇張されていると思う。我々のお金はサウジ・プロリーグ全体の価値を高めるために使われている。我々はクラブがレベルを向上させるのを支援しており、それは選手の獲得やその他の取り組みを通じて行われている。サッカーの経済は世界中で発展しており、サウジアラビアでも同様だ。これこそヨーロッパの人々が理解すべきことで、我々もその未来の発展から外れているわけではない。ただし、金額は誇張されていると思うし、我々の考えは無駄にお金を使うことではなく、全体の成長を促す戦略的な投資を行うことだ」と語っている。
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