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「夢のようですが…」。横浜F・マリノス、ジェイソン・キニョーネスが抱くACLEへの思い。「それをピッチで表現するだけ」

text by 水野裕介 photo by Getty Images

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ジェイソン・キニョーネス
【写真:Getty Images】

ACLE準々決勝の組み合わせが決定

 19日、横浜F・マリノスは前節のガンバ大阪戦から2日間のオフを挟んでトレーニングを再開した。この日はファンの方々にとっては嬉しいファンサービスデイ。気温が低いことに加えて、途中からは雨も降り出す環境ではあったものの、練習会場には多くのファンが押し寄せ、選手たちのプレーを目に焼き付けていた。

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 Jリーグでは前節ようやく今季初勝利を飾った横浜FMだが、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では、スティーブ・ホランド体制以降の4試合すべてに勝利し、好調を維持している。

 そして、17日には準々決勝の抽選会が開催され、横浜FMはサウジアラビアのアル・ナスルと対戦することが決まった。東西地区に分かれて開催されていたリーグステージとラウンド16からは状況が一変し、準々決勝からはそれぞれの地区から勝ち上がった計8クラブが入り乱れての対戦となる。

 クリスティアーノ・ロナウドやサディオ・マネなど世界的なストライカーとのマッチアップが予想されるジェイソン・キニョーネスは、この対戦について喜びを感じつつも、浮かれてはいないことを強調した。

「夢のようですが、相手を上回らないとチャンピオンにはなれないので、自分たちは自分たちのサッカーをしっかりと示したい」

 また、今年の1月にプレミアリーグのアストン・ヴィラから加入し、キニョーネスとは同郷でもあるジョン・デュランに対しても、敬意を払ったコメントを残している。

「同じ国籍で対戦したこともありますが、彼の今までのキャリアを見れば成長線をしっかりと描けているし、その結果が今のクラブに入れたということだと思います。ただ、それはさておき、自分たちは守り切る能力はあるので、それをピッチで表現するだけです」

 見据えるのはACLEだけではない。過密日程の中でも、オフには家族と過ごすことでしっかりとリフレッシュできているといい、「これから来る相手に100%しっかりと準備していきたいです」と心強い表情を見せてくれた。

(取材・文:水野裕介)

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【了】

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