5位:アラブ首長国連邦(UAE)代表

【写真:Getty Images】
総市場価値:4435万ユーロ(約70億9600万円)
最も市場価値の高い選手:ファビオ・リマ(700万ユーロ/約11億2000万円)
市場価値ランキング5位にはアラブ首長国連邦(UAE)代表がランクインした。同代表の総市場価値は4435万ユーロ(約70億9600万円)となっている。
同代表で最も市場価値が高い選手はアル・ワスルのファビオ・リマだ。700万ユーロ(約11億2000万円)の市場価値を有するブラジル出身のこの選手は、サンパウロのユースやアトレチコ・ゴイアニエンセでプレーした経験がある。
2020年にUAEに帰化して以降、代表監督との関係に問題を抱えていた時期もあったが、昨年11月に行われたカタール代表との一戦では4ゴールの離れ業を見せ、自身の実力を誇示した。
そして、UAEにはリマと同じ境遇を辿っている選手が数多くいる。シャールジャFCに所属しているカイオ・ルーカスとルアン・ペレイラはどちらもブラジルから帰化し、今回UAE代表に初招集となった。
特に、カイオは2014年から2016年まで鹿島アントラーズでプレーしており、日本人にとっても馴染みのある選手だ。
また、コートジボワールからの帰化選手もおり、この流れはこれからも続いていくだろう。莫大な財力を活かし、各国からの帰化選手が増加すれば、日本にとって侮れない相手となることは想像に難くない。
前回のカタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選では本戦突破まであと一歩まで迫ったものの、オーストラリア代表相手に敗戦し悲願達成とはならず。今大会こそ予選を通過し、36年ぶりのW杯出場を手繰り寄せることが出来るだろうか。