守備で「お手本に」している選手とは?
「自分のところにボールが来ているのは流れが運んでくれているということだし、本当に大輔さんの言うとおりだと思った。自分の価値を高めるためには、もっと結果にフォーカスすべきだ」
目に見える結果の重要性に改めて気づかされると同時に、ゴールへの意欲を強めた。
だが、椿の良さは攻撃面だけではない。コンディションの良さを語る上で欠かせないのが守備での貢献だ。
ボールを失ったあとの切り替え、スピードを生かしたプレスバックなど、チームを助ける献身的なディフェンスを徹底することに目を引かれる。
「守備ではとにかく走ることを意識しています」
これまでは相手のコースを消すことに力を入れていたが、逆サイドでプレーする「(田中)和樹くんの守備をお手本にしています。プレーを見ていると結構、距離を詰めている。スピードを上げて距離を詰め、抜かれても後ろから追う対応をすることでボールを取れます」と自信を覗かせる。
攻守で躍動する背番号14に対し、小林慶行監督は手放しで称えた。