川﨑颯太の言う「そこを潰せるか」
「あの時間帯での交代っていうのは当然だと思うし、自分があの60分間で何も残せなかったことが全てだと思う。今日(清水戦)は出番が何分に来ようが、潰し切るところだったり、自分の特長を出さなきゃいけないと思った」
それだけに清水戦ではベンチスタートという現実を受け入れて、出場チャンスに備えた。
川﨑が投入されたのは1-0でリードして迎えた59分だった。新助っ人外国人のジョアン・ペドロと一緒にピッチに入った。
川﨑はセカンドボールの奪い合いや切り替えのところで持ち味を発揮して、勝利に貢献することをイメージしていたという。
「チームとして意識していたことは、セカンドボールを拾わなきゃいけないとか、真ん中での攻防、乾(貴士)さんに自由に持たせちゃいけないとかそういうところだった。あとは小塚(和季)選手とか、うまい選手があとから入ってくることもわかってたので、そこを潰せるか。1回跳ね返された後も、全員で戻せるかがテーマだった」
その川﨑が京都に勝利をもたらす大きな仕事をやってのけたのが、67分のシーンだ。川﨑の特長が遺憾無く発揮された。