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川﨑颯太が導き出した「自分の進むべき道」。京都サンガF.C.でもがく23歳は「自分は何なのか」を見失っていない【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグの第6節、清水エスパルス対京都サンガF.C.は京都が2-1で勝利した。この試合でチームの2点目の起点となったのは川﨑颯太だった。前節は失点直後に交代を命じられたが、この日はその鬱憤を晴らすかのような働きぶり。「自分は何なのか」を見つめ直したことで見えた景色があったようだ。(取材・文:河治良幸)

「我々はどういうチームか」を1週間考えた

川崎颯太

【写真:Getty Images】

 京都サンガF.C.はアウェイで清水エスパルスに2-1の勝利を飾り、リーグ戦6試合を終えて勝ち点を8に伸ばした。

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 曺貴裁監督は「5節までの勝ち点が昨年と同じで、昨年はここからかなり苦しい結果でした。今日からリスタートというところで、このスタジアムは非常に圧力がありますが、なんとか勝ち点を取って帰るというよりは、我々はどういうチームで、どこに尖って、どこをやらなきゃいけないのか、この1週間で整理したことを選手はよく体現してくれました」と振り返った。

 前節はホームでアビスパ福岡に敗戦を喫していたが、失点直後に交代させられていたのが、A代表やパリオリンピック(五輪)の出場経験もある23歳の川﨑颯太だ。

 相手にうまくプレスをかけられず、ロングボールをウェリントンに落とされて、そこからドリブルで持ち込んだ紺野和也にゴールネットを揺らされ、そのまま0-1で敗れた。

 失点そのものが全て川﨑の責任というわけではないが、その福岡戦に関して川﨑はこう振り返っている。

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