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サッカー日本代表3選手が所属するS・ランス、ドローで泥沼7連敗は回避。現地は「失われていた意欲が…」「連敗に終止符」

text by 編集部 photo by Getty Images

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スタッド・ランスFW中村敬斗
【写真:Getty Images】

ランスが連敗から脱出

 フランス・リーグ・アン第26節、スタッド・ブレスト対スタッド・ランスの試合が現地時間16日に行われた。試合は0-0のドローに終わっている。サッカー日本代表3選手が所属するランスの現状について、フランスメディア『France Bleu』が伝えていた。

 

 サッカー日本代表DF関根大輝、MF伊東純也、FW中村敬斗の3人が所属するランスは、26節終了時点で5勝8分13敗勝点23の15位に低迷。直近の試合は6連敗を喫した上で、リーグ戦では昨年11月の第11節ル・アーヴル戦以降白星がないという苦しい状況だ。

 昇降格プレーオフ圏内の16位ル・アーブルとはわずか1ポイント。自動降格圏内の17位サンテティエンヌとは2ポイント差で、シーズン終盤の残留争いに巻き込まれている。

 この試合では、今季攻撃陣の中心の1人として活躍する中村、そして今冬加入の関根が先発出場を果たしていた。伊東は、64分に途中交代でピッチに立っている。同メディアは、「ランスは素晴らしい成績とは言えないものの、ブレスト戦でなんとか勝点1を獲得した。6連敗に終止符を打つには十分だった」と前置きした上で、引き分けに終わった試合を次のように評価していた。

「選手たちは、ここ数週間失われていた意欲をようやく示した。しかし、ランスは15位のままでレッドゾーンだ。ほとんど満足していないと言う人も多いだろう。確かに、ランスは未だ勝利をつかめていない。しかし、少なくとも彼らは負けなかった。少しは元気が出る結果だろう。(チームの)調子を取り戻すために、監督はいくつかの象徴的な決断を下した。伊東純也とウマル・ディアキテはベンチスタートだった」

 引き分けに終わったことで、7試合ぶりの勝点を手にしたランス。代表ウィークの中断期間を経て、30日にリーグ2位のマルセイユ、そしてフランス杯準決勝のASカンヌ戦が控えている。その後も7位ストラスブール、8位RCランスと上位勢との戦いが続く厳しい日程だ。果たして、関根、伊東、そして中村は、ランスを残留に導くことができるだろうか。

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