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2025明治安田J1リーグ第6節が16日に各地で行われ、鹿島アントラーズはホームで浦和レッズと対戦した。首位で迎えたこの一戦、鹿島は90分以上浦和にリードを奪われていたが、窮地を救ったのは指揮官の愛弟子だった。鬼木達監督が殊勲の同点弾を決めた知念慶に求めているものとは?(取材・文:元川悦子)
完全に「浦和レッズペース」だった前半戦
2月22日の東京ヴェルディ戦で今季初勝利を挙げ、その後アルビレックス新潟、FC東京、柏レイソル戦で4連勝とし、J1第5節終了時点で首位に立った鹿島アントラーズ。ホーム無敗記録も「25」に伸ばしたが、まだリーグは序盤であり、常勝軍団復活への道はここからが本番だ。
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3月16日の浦和レッズ戦は今の地位を固めるうえで非常に重要な一戦だった。この日の鹿嶋市は大雨。真冬のような寒さにも見舞われたが、カシマスタジアムに3万1544人もの大観衆が集結。かつて“ナショナルダービー”と位置づけられた両者の対戦を見守った。
浦和も8日のファジアーノ岡山戦で今季初勝利を飾り、チーム状態は確実に上向いている。順位では下位にいるが、鹿島にとっては、やはり難敵だ。
案の定、浦和は立ち上がりから凄まじい勢いで挑んできた。4バック同士の相手ということもあり、迷うことなくハイプレスを仕掛け、高い位置でボールを奪おうとしてきたのだ。
9分には金子拓郎、チアゴ・サンタナが立て続けにシュートをお見舞いするなど、開始15分の段階では完全に浦和ペース。樋口雄太も「守備のところでなかなかハマるシーンがなかった。セカンドボールをほぼほぼ相手に取られていたんで、そこは改善しないといけない」と反省しきりだった。