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覚えている? Jリーグ、まさかの出場0で去った外国人(5)半年でさようなら…。W杯でサッカー日本代表と戦った実力者

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 1993年に開幕したJリーグでは、これまで数多くの外国人選手がプレーしてきた。そこには「助っ人」と呼ぶにふさわしい活躍をした選手が多くいる一方で、全く活躍できなかった選手もいる。今回は、助っ人としてJリーグのクラブに加入したものの、公式戦でプレーすることなく去った歴代の外国人選手を紹介する。

FW:アチーレ・エマナ(カメルーン)

アチーレ・エマナ
【写真:Getty Images】

生年月日:1982年6月5日
所属クラブ:徳島ヴォルティス
在籍時期:2016年7月〜2016年12月

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 カメルーン人のアチーレ・エマナは、スペイン・バレンシアの育成組織で育ち、2001年にフランスのトゥールーズでプロキャリアをスタートさせた。2008年にはスペインのベティスに移籍し、3シーズン連続でラ・リーガ2桁得点を記録した実力派アタッカーだ。

 2003年にカメルーン代表デビューを果たし、2010年のFIFAワールドカップ(W杯)では背番号10を背負って出場。サッカー日本代表との試合にも出場した。

 それから6年後、徳島ヴォルティスに加入したエマナは、風貌だけで期待が高まった。180cm・76kgの堂々たる体格で、フィジカルの強さはプレーを見るまでもないほどの雰囲気があった。本人も肉体には自信があったのか、たびたびSNSで上半身裸の写真を披露しては、ファンの期待を高めた。

 しかし、ピッチでその強さを見せることはできなかった。9月の天皇杯3回戦・湘南ベルマーレ戦でベンチ入りしたが、出場機会は訪れず。リーグ戦では一度もベンチ入りすることなく、10月にふくらはぎを負傷し、そのまま半年で契約満了となった。

 徳島にとって複雑だったのは、退団後のエマナの活躍だ。古巣であるスペイン2部のジムナスティックに復帰すると、リーグ戦16試合で4得点を記録し、一定の結果を残した。

 なぜ徳島で出場機会がなかったのか。詳しい情報は明らかになっていないが、過去の実績をみても、その後の活躍をみても、J2で旋風を巻き起こすポテンシャルはあったとみていいだけに、謎の多い選手補強となってしまった。

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【了】

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