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Jリーグ 1週間前

「昨年からずっと…」名古屋グランパスには「鼓舞できる選手」が少ない。主将・和泉竜司らが果たすべき役目【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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 2025明治安田生命J1リーグ第6節が各地で行われ、名古屋グランパスは敵地で東京ヴェルディと対戦した。ここまで勝ち星をあげられていない名古屋に、いよいよ正念場が迫っている。しかし試合は1-2の逆転負け。6戦未勝利の泥沼状態に、キャプテンの和泉竜司は何を思うのか。(取材・文:元川悦子)

「大躍進」を期待されていた名古屋グランパス

名古屋グランパス所属MF和泉竜司
【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表GKとしてFIFAワールドカップカタール2022にも出場したシュミット・ダニエルを筆頭に、宮大樹、原輝綺、徳元悠平、浅野雄也らJリーグで実績のある新戦力を補強し、マテウス・カストロも呼び戻すことに成功した2025年の名古屋グランパス。開幕前にシュミットが長期離脱し、キャスパー・ユンカーも負傷というアクシデントに見舞われたものの、沖縄キャンプの出来も上々で、「今季J1で大躍進するのではないか」という見方をされていた。

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 ところが、ふたを開けてみると、開幕5戦を2分3敗の勝ち点「2」で最下位。信じがたいスタートを余儀なくされた。そこに加えて、原、徳元、山岸祐也がケガで離脱。潤沢と見られていた戦力も厳しくなっている。

「開幕の川崎(フロンターレ)戦に自信を持ってのぞんだのに4失点で大敗し、ショックが大きかったのは確か。その後、ホームのヴィッセル神戸戦を2−2で引き分け、もう一度、選手たちが自信を持ってやってくれたが、複数失点が続いているのが、安定した戦いができていない一番の要因」と長谷川健太監督も分析する。15日の東京ヴェルディ戦こそは何としても堅守を取り戻し、勝ち切りたかった。

 指揮官は1−1で引き分けた前節・セレッソ大阪戦からスタメン4人を変更。最終ラインを三國ケネディエブス、佐藤瑶大、河面旺成の並びに変更し、2シャドウに浅野雄也と森島司を抜擢。最前線にマテウス・カストロを据える形で挑んだ。

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