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先制点献上、奈良クラブはSC相模原に引き分け
明治安田J3リーグ第5節、SC相模原対奈良クラブが15日に相模原ギオンスタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。昨季はなんとか17位でJ3残留を決めた奈良は、J2昇格プレーオフ圏内の暫定5位につける。攻撃陣を牽引する岡田優希が、この試合を振り返っている。
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岡田は昨季、全38試合に出場し、自己最多に迫る13得点を記録している。今季も開幕節で1得点1アシストを記録して、奈良は2点のビハインドから引き分けに持ち込んだ。直近2試合ではそれぞれアシスト、得点を記録している。いずれも逆転勝利を呼び込む活躍だった。
攻撃時は「誰がどこでもできる」と言うように、田村翔太、田村亮介と柔軟にポジションを替えながら相手ゴールに迫る。前節は右寄りの位置で縦パスを受けた岡田がゴールを決めたが、この日はライン間や左サイドでボールを受ける形が多かった。
相模原戦でも岡田は攻撃の中心で、チーム最多の3本のシュートを記録している。「結構削られましたけど、動きながら抜ければ前を向けたシーンもあった」と、ドイツ人DFピトリックとのマッチアップにも動じることはなかった。
ボールを動かして敵陣でプレーする時間も十分にあっただけに、もっとゴールに迫る回数を増やすこともできたかもしれない。「そこはやっぱり味方との信頼関係やタイミングもある。もっと押し込む時間が増えれば、もっとゴールは取れるという感じはあるけど、なかなか難しかった」。
今季は5試合すべてで先制点を献上している。ホーム3試合はいずれも2得点して、2勝1分としているが、この日は1点を取って追いつくのが精いっぱいだった。
「もう原因ははっきりしている。毎試合迷いがある中で試合に入ってしまっている。チームの中で解決しなきゃいけないし、選手で解決できるようにしたいですけど、結果として出ているので。明らかに変えないといけないなと思います」
敵地で引き分けは決して悪い結果ではないが、満足できる内容ではなかった。「今日はフラストレーションが溜まる。悔しい試合でした」と言うのは、もっと向上できる、改善できる余地があるからだろう。
(取材・文:加藤健一)
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