モンテディオ山形(16位)
監督:渡邉晋
成績:4試合1勝0分3敗(勝ち点3)
今季のモンテディオ山形もスロースターターとなってしまうのだろうか。
山形は昨季、J1昇格プレーオフ圏内の4位でフィニッシュ。一時は16位まで順位を下げるなどシーズン前半戦は苦しい試合が続いたが、終盤戦では破竹のリーグ9連勝を飾るなど猛追し、右肩上がりで順位を上げて見せた。
あまり好ましいことではないかもしれないが、今季の山形にもその兆候がある。
開幕戦のRB大宮アルディージャとの対戦を、後半アディショナルタイムに劇的決勝ゴールを許し1-2で落とすと、続く第2節の水戸ホーリーホック戦では相手の攻撃に圧倒され0-1の完封負け。第3節のジェフユナイテッド千葉戦も2-3で負けてしまった。
すべてアウェイゲームだったとはいえ、開幕3連敗は大きな不安要素だ。激戦区であり、「魔境」や「沼」とも称されるJ2では勝ち点1でも大きな違いが生まれる。
昨季はV・ファーレン長崎が勝ち点1差でJ1自動昇格を逃し、最高順位で臨んだプレーオフで昇格の切符を逃した。この3試合で失った勝ち点はシーズン終盤に大きく響いてくるかもしれない。
とはいえ、先週末に行われた第4節のブラウブリッツ秋田戦では4-2で勝利。ホーム開幕戦を4発大勝で飾った。土居聖真やディサロ燦シルヴァーノが調子の良さを見せており、今季は終盤ではなくここから山形の快進撃がみたい。