ジュビロ磐田(9位)
監督:ジョン・ハッチンソン
成績:4試合2勝0分2敗(勝ち点6)
今季のJ2リーグ序盤戦では、昨季までJ1でプレーしてきたクラブが本領を発揮できていない。例にもれず、現在リーグ9位のジュビロ磐田もやや苦戦気味だ。
磐田は今季、ジョン・ハッチンソンが新監督に就任。昨季19得点をあげたエースのジャーメイン良がサンフレッチェ広島に、最終ラインを支えた鈴木海音が東京ヴェルディに旅立ったことは大きな痛手だが、久しぶりの外国人監督の下で1年でのJ1復帰を十分に狙えるだけの戦力の維持には成功した。
待ちに待ったリーグ開幕戦は、ホームで水戸ホーリーホックと対戦した。スコアレスで試合を折り返すと、後半から試合が大きく動いて最終スコア3-2で勝利。続く第2節のサガン鳥栖戦(1-0)にも勝利し、チームは開幕2連勝の好スタートを切った。
この勢いを維持するかに思われたが、その後は不安定な戦いが続いている。
第3節のV・ファーレン長崎戦で0-1の完封負けを喫すると、第4節のカターレ富山戦ではJ3からの昇格クラブにまさかの3失点を許し1-3で敗れた。
特に富山戦では自分たちのクオリティ不足が露呈。今季から志向するボールを保持するサッカーのなかで発生したエラーから相手にゴールを与えてしまった。試合終了後にはアウェイスタンドから鋭いブーイングの声が飛んでいる。