北海道コンサドーレ札幌(20位)
監督:岩政大樹
成績:4試合0勝0分4敗(勝ち点0)
北海道コンサドーレ札幌はいまのところ、J1昇格から遠ざかっている。
昨季のJ1リーグを19位で終えた札幌は、シーズン終了のタイミングで長年チームを率いてきたミハイロ・ペトロヴィッチ監督が退任。9シーズンぶりのJ2参戦にあたり、後任監督に岩政大樹を招へいした。
菅大輝や岡村大八、浅野雄也などの主力の流出は避けられなかったが、それでも1年でのJ1復帰は至上命題。クラブは2025シーズンスローガンを『FULL COMMIT』に定め、昇格を目指して最大限の努力をすることをサポーターに宣言している。
“ミシャ”が築いた攻撃的なサッカーをベースに、岩政監督がどのように札幌のスタイルを再構築するのか。その手腕には注目が集まっていたが、開幕から厳しい現実を突きつけられている。
第1節の大分トリニータ戦で0-2の敗北を喫すると、続く第2節のロアッソ熊本戦(0-3)と第3節のレノファ山口FC戦(0-2)にも敗れ、開幕3連敗スタートに。いずれの試合でもゴールを奪えず、複数失点を許すという攻守両局面で不安を抱かせるパフォーマンスとなった。
先週末に行われた第4節のジェフユナイテッド千葉戦は、今季初めて本拠地「大和ハウス プレミストドーム」で開催された。待ちに待ったホーム開幕戦には22,292人が来場。しかし、スパチョークがゴールを奪ったものの、自分たちのミスも響いて1-3で敗れた。
チーム創設以来初の開幕4連敗となってしまった札幌だが、決してチームが前進していないわけではない。今季初得点が生まれた千葉戦は、スコアでは1-3と大きな差が開いたが、後半は札幌が千葉を圧倒しチャンスを量産。絶好調のアウェイチームを押し込み、優位に進める時間帯もあった。次戦こそは「結果」に期待したい。