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2025シーズンの明治安田Jリーグでは、湘南ベルマーレの躍進が話題になっている。開幕3連勝、その後の2試合をドローで終え、サンフレッチェ広島(1試合未消化)と同じく開幕からの無敗を継続している。では、これまでのJリーグにおける開幕無敗記録はどれほどなのか。今回は、J1リーグにおける開幕無敗記録を集計し、ランキング形式で紹介する。※成績はJリーグ公式サイトを参照。連続負けなし数が並んだ場合には引き分け数が少ない方を上の順位に記載。引き分け数も同じ場合は年間順位が上のチームを先に記載
5位:FC東京
【写真:Getty Images】
記録達成:2019シーズン(年間順位:2位)
連続負けなし数:12試合(引き分け数:3試合)
開幕無敗記録を止めたクラブ:セレッソ大阪
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FC東京は、2019シーズンのJ1リーグでクラブ史上最高記録の2位に輝いた。横浜F・マリノスと最終節までもつれ込む熾烈な優勝争いを演じることができたのは、シーズン前半戦に作った大きな“貯金”が関係している。
就任2年目の長谷川健太監督に率いられたチームは、開幕直後から安定した強さを発揮した。初白星を挙げた湘南ベルマーレ戦(第2節)から3連勝を記録すると、1つ引き分けを挟んで4連勝。好調なチームをけん引したのは当時17歳の久保建英で、現在レアル・ソシエダ(スペイン)で再三に渡り披露している中盤右サイドからの仕掛けによって連勝に貢献した。
チームは4連勝の後、また1つ引き分けを挟んで再び2連勝。開幕無敗を「12試合」まで伸ばした。
セレッソ大阪戦(第13節)を0-1で落として無敗記録はストップしたものの、FC東京は前半戦で首位を独走。夏場には久保のレアル・マドリード移籍、チャン・ヒョンスや太田宏介の退団といった主力の流出という危機に直面したが、それでも第27節まで首位をキープした。
しかし、横浜FMに首位を奪われた後は、強力2トップを形成していたディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑が揃って負傷。満身創痍で迎えた横浜FMとの直接対決(第34節)を0-3で落とし、悲願のリーグ優勝には届かなかった。
前半戦の12戦無敗がなければ、FC東京がシーズン終盤まで優勝争いのポールポジションにつくことはなかったはずだ。久保をはじめ各ポジションに実力者を揃えた“長谷川トーキョー”は、開幕無敗記録で作った良い流れを1年間継続させてみせた。
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