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ニコ・ウィリアムズが躍動
UEFAヨーロッパリーグ(EL)ノックアウトフェーズ・ラウンド16の第2戦、アスレティック・ビルバオとASローマの一戦が、現地時間13日に行われた。試合はホームのビルバオが3-1で勝利。2戦合計4-3でラウンド8進出を決めた。この試合ではニコ・ウィリアムズが2ゴールと躍動。なかでも、2点目のゴールは圧巻だった。
第1戦は敵地で1-2と敗戦を喫したビルバオ。逆転を目指して本拠地『サン・マメス』での重要な一戦に臨んだ。試合は、11分にローマのDFマッツ・フンメルスが自身のパスミスで招いたピンチをファールで止めて、決定機阻止でのレッドカード。ビルバオは、残り80分近くを数的優位で戦える状況に。
そして前半アディショナルタイムに均衡を破る。左からのクロスに大外で待ち受けていたニコがダイレクトで蹴り込んで、先制に成功する。そして68分には、左CKからユーリ・ベルチチェが頭で合わせて、追加点。さらに迎えた82分、ニコが試合を決定付ける。
ボックス内左でスピードに乗りながらパスを受けた背番号「10」は、そのままの勢いで簡単にDF2人を置き去りにすると、最後はGKの前でチップキック。これが見事にゴールに吸い込まれて、貴重なチーム3点目をもたらす。試合終盤とは思えないスピードとキレで相手守備陣を切り裂いた圧巻のゴールだった。
3点差にしたビルバオは、数的不利という状況を感じさせないローマに後半アディショナルタイムにPKを献上し、1失点は許したものの、3-1で勝利。2戦合計4-3でラウンド8進出を決め、本拠地でのファイナルに向けてまた一歩前進した。