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Jリーグ 1週間前

「ダメだと思う。まだまだ」柏レイソル田中隼人の挑戦がまた始まる。V・ファーレン長崎で出会った仲間の背中を追って【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

辛い自己評価。鹿島アントラーズ戦で感じた課題

 リカルド・ロドリゲス監督を招聘した今季、柏の最終ラインは開幕から3人が並ぶ格好となった。右から原田亘、古賀太陽、杉岡大暉の並びが鉄板となりつつある中、第4節の浦和レッズ戦で杉岡にアクシデントがあり、田中に出番が回ってきた。

 守備者である以上、3失点は歓迎できない結果だった。何より、失点シーンは田中にとって悔いが残る。0-1で迎えた50分、ハーフタイムを挟み、反撃を仕掛けようとギアを上げるべき時間帯だった。柏の右サイドを深くえぐられ、折り返しをレオ・セアラに押し込まれた。

「基本的に崩されたわけではないと思うんですけど、最後にどれだけ身体を寄せられるか」と言うように、個の能力で上回られた。

 このシーンは田中にとって難しいシーンだったことは言うまでもない。ニアを埋めていた古賀太陽が釣り出され、田中はレオ・セアラと小池龍太を同時に見なければいけない状況が生まれた。

 1点差に詰め寄って迎えた62分も、田中にとっては悔いが残るシーンだった。

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