辛い自己評価。鹿島アントラーズ戦で感じた課題
リカルド・ロドリゲス監督を招聘した今季、柏の最終ラインは開幕から3人が並ぶ格好となった。右から原田亘、古賀太陽、杉岡大暉の並びが鉄板となりつつある中、第4節の浦和レッズ戦で杉岡にアクシデントがあり、田中に出番が回ってきた。
守備者である以上、3失点は歓迎できない結果だった。何より、失点シーンは田中にとって悔いが残る。0-1で迎えた50分、ハーフタイムを挟み、反撃を仕掛けようとギアを上げるべき時間帯だった。柏の右サイドを深くえぐられ、折り返しをレオ・セアラに押し込まれた。
「基本的に崩されたわけではないと思うんですけど、最後にどれだけ身体を寄せられるか」と言うように、個の能力で上回られた。
このシーンは田中にとって難しいシーンだったことは言うまでもない。ニアを埋めていた古賀太陽が釣り出され、田中はレオ・セアラと小池龍太を同時に見なければいけない状況が生まれた。
1点差に詰め寄って迎えた62分も、田中にとっては悔いが残るシーンだった。