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明治安田J1リーグ第5節、柏レイソル対鹿島アントラーズが8日に行われ、1-3で柏は敗れた。前節で負傷した杉岡大暉に代わり先発で起用されたのは、V・ファーレン長崎への期限付き移籍から復帰した田中隼人。長崎で得た貴重な出会いと経験を糧に、重みのある背番号を背負って三協フロンテア柏スタジアムのピッチに立つ。(取材・文:加藤健一)
柏レイソルに復帰。回ってきた初先発のチャンス
自信はある。だからこそ、試合後の取材エリアでその表情は厳しく、悔しさがにじみ出ていた。田中隼人の今季初先発となった鹿島アントラーズとの一戦で、柏レイソルの開幕からの無敗はストップした。
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「やれた感覚もあるし、まだまだだなっていう感覚もある。まだまだという方が大きいのが正直なところです」
厳しい自己評価の裏には、柏に復帰を決めた際に抱いた強い覚悟が透けて見える。
柏レイソルのアカデミー出身で、188cmという恵まれた体格を持つレフティーである。年代別の日本代表でも中心的な存在で、FIFA U-20ワールドカップでも主力としてプレーした。ただ、昇格1年目はリーグ戦4試合、2年目も3試合の出場と、トップチームの厚い牙城を崩せずにいた田中は、プロ3年目の昨季、V・ファーレン長崎への武者修行に出る。
「試合に臨むメンタルは成長したと思うし、いろんな経験ができた」
長崎ではリーグ戦全試合に出場した。試合に出続けるという経験に加え、11歳も年の離れた“ライバル”との出会いも、田中の成長を加速させた。