アジアサッカー・AFCチャンピオンズリーグ(ACL) 最新ニュース
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・ラウンド16の第2戦、横浜F・マリノス対上海海港は4-1でマリノスが勝利しベスト8進出を決めた。この試合ゴールこそなかったものの、植中朝日の動きは攻撃を活性化させていた。ボールに触らずともチャンスを作る、新時代のチャンスメイカー誕生の予感だ。(取材・文:河治良幸)
植中朝日が陰の立役者に
【写真:Getty Images】
横浜F・マリノスはAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のラウンド16で上海上港と対戦。アウェイの1stレグで1-0と勝利していたマリノスは、2分に遠野大弥のゴールでリードを奪うと、アンデルソン・ロペスの2得点など、2ndレグも4-1で勝利。トータルスコア5-1で、サウジアラビアで行われる決勝ラウンドに進んだ。
この試合で、4-2-3-1のトップ下として効果的な動きを見せたのが植中朝日だ。
遠野の先制点は植中がボールを奪ったところから始まった。植中がパスカットしてこぼれたボールをボランチの山根陸が素早いフォローでつなぎ、その間に左サイドから動き出した遠野に植中から左足で絶好のラストパスが出ると、遠野が冷静にGKの逆を突いて、ゴール右隅に流し込んだ。
植中は「あそこに(遠野が)入ってきているのは自分がボールを持ったときに、視野に入っていたのでもう流すだけというか、そのラインが見えていたので置く感じでパスを出しました。あとは大弥君がしっかり決めてくれた」と振り返るが、注目したいのはボール奪取につながる守備だ。