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Jリーグ 4週間前

神谷優太は「自分が犠牲になってでも…」ファジアーノ岡山での影響力はピッチ外まで及ぶ。その姿はまるで…【コラム】

シリーズ:コラム text by 難波拓未 photo by Getty Images

失点後の課題。「声援もあって伝わらなかった部分も」

「シャドーでもボランチでもやることはあまり変わらないと思っています。いつも中継点になっていると思うんですけど、その回数が多くなるイメージですね。ゲームの流れが悪かったり、少しバタバタしたりした時に、チーム全体が落ち着けるようなことができたらいいなと思っています」

“中継点”として木山監督からの助言を授かった神谷はコンビを組む藤田息吹と協力し、背中で松本泰志を消してから安居海渡をチェックする守備で応戦。チームは[5-2-3]でのハイプレスから[5-4-1]でのミドル&ローブロックに切り替えた。オフサイドで失点が取り消さるシーンはあったが、何とか前半を無失点で終えた。

 しかし、後半開始早々の49分だった。「ボールがあるところに強く行こうという話を全員でしていましたけど、捕まえられなかった部分もたくさんあった」ことで、相手のパス&ムーブに後手を踏み失点を許した。

 その後、岡山は[3-1-4-2]に変更し、ルカオと木村太哉の推進力でチャンスを作るも、ネットを揺らすことができずに惜敗した。

 神谷はアンカーの位置でプレーした14分間を、「もう少しボールを受けて、(江坂)任くんと(佐藤)龍之介に配球したかったですけど、龍之介の位置も低くなってしまった。もう少し前に押し出したかったですけど、声援もあって伝わらなかった部分もありました。今後も試合の途中でフォーメーションを変えることはあると思うので、やり方などを全員で共有できたらなと思います」と振り返り、スタジアムをあとにした。

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