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藤本寛也が価値ある記録達成へ
ジル・ビセンテでプレーするMF藤本寛也が、現地時間15日に行われる次節のCDサンタクララ戦でピッチに立てば、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)で記念すべき150試合目に到達する。ポルトガルの地で出場機会を確保し、着実に数字を伸ばしてきた藤本の価値ある記録に、ポルトガルメディア『A BOLA』が注目。10日に掲載した。
東京ヴェルディから2020年8月にジル・ビセンテへレンタルで海を渡った藤本。1年目からリーグ戦27試合に出場するなど、存在感を高め、2022年7月に完全移籍が決まった。5シーズン目となる今季は、リーグ第2節のAVSフトゥボルSAD戦でハットトリックを達成。第9節以降は得点からは遠ざかっているが、ここまで公式戦26試合の出場で5ゴール4アシストを記録し、主力としてプレーしている。そんな25歳の攻撃的MFは、リーグ通算ここまで149試合に出場しており、節目となる150試合が目前に迫っている。
同メディアは「藤本寛也は、次の土曜日にジル・ビセンテのユニフォームを着て重要な記録を達成する可能性がある」と次節ピッチに立った場合は、リーグ戦150試合の出場を達成することを紹介。続けて「藤本がデビューしたのは、まさにサンタクララ戦だった。アゾレス諸島で行われた第3節の試合で、彼は70分にフランス人のアントワーヌ・レオテーに代わって出場した」と説明し、デビュー戦となった相手との試合で150試合に到達する可能性について報じている。
世代別の代表には名を連ねていたものの、A代表には無縁の藤本だが、海外でプレータイムを確保できず、志半ばで帰国する選手も多い中、ポルトガルリーグ150試合の出場は価値のある記録と言えるだろう。
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