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AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE） 最新ニュース

【写真：編集部】

長谷部茂利監督「最も大事なゲーム」

　AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）ラウンド16の第2戦、川崎フロンターレ対上海申花の一戦が12日に行われる。第1戦を0-1で落とした川崎は、ホーム等々力陸上競技場で逆転突破を狙う。前日会見に出席した長谷部茂利監督はこの一戦が「最も大事なゲーム」であると強調し、佐々木旭はサポーターの後押しを求めた。

「明日の試合に関しては比べ物にならないくらい大事。最も大事なゲームと位置付けている。準備を怠ることなく、残りの時間で選手に伝えたいと思います」

　長谷部監督は、この試合の重要性を強調した。第1戦を終え、1点ビハインドの状況で迎えるホームゲーム。川崎は攻守両面で積極的に戦う必要がある。

「24時間後に選手に伝えるつもりですが、私自身の言動が選手に伝わると考えています。言葉も雰囲気も。改めて24時間後に伝えたいと思っています。何が発奮材料になるか正解は分かりません。ただ正解であろうものを選手に伝えたい」

　今季、ACL（アジアチャンピオンズリーグ）タイトルを狙う川崎にとって、この試合はまさに正念場だ。さらに、佐々木にとっては特別な大会でもある。

「ACLはプロに入ってから3回出ていますが、毎回悔しい思いをしています。昨年、等々力で山東泰山に負けたのは自分のサッカー人生でも悔しい試合だった」

　川崎にはラウンド16の苦い記憶がある。昨季のACLラウンド16、アウェイでの第1戦に3-2で勝利したものの、等々力での第2戦に2-4で敗れた。この試合にフル出場していた佐々木は「同じピッチ、同じ舞台で、リベンジできる機会が来てワクワクしている」と述べた。

　試合を決める鍵は、ピッチ上のプレーだけではない。長谷部監督は「悲願のタイトルを獲るために必要なことは、ファンサポーターの声援、チャントだと思っています」と話す。佐々木も「フロンターレに関わる全ての人が望んでいるタイトル。平日ですが声援を送っていただけると、きつい時間帯も足が一歩出たり、スプリントが1本増える」とサポーターの重要性を口にした。

（取材：加藤健一、構成：編集部）