3位:モンテディオ山形
本拠地:NDソフトスタジアム山形
スタジアム所在地:天童市
降雪量:260cm(※天童市は観測所がないため、隣接している山形市のデータを参照)
モンテディオ山形の本拠地「NDソフトスタジアム山形」も、雪の影響を避けられない環境だ。スタジアムは天童市にあるが、観測所がないため、隣接する山形市のデータを参照すると、今冬は260cmの降雪量を記録している。
同スタジアムは、山形県総合運動公園内にある陸上競技場で、1995年に開場。冬季開催を想定した最新設備はなく、老朽化も進んでいる。スタンドの屋根はメインスタンドの一部に限られ、バックスタンドやゴール裏には屋根がないため、冬季の試合では降雪や強風の影響を大きく受ける。
今年もスタジアムに雪が降り積もり、SNSを通じてファンに除雪作業の協力を要請。地元サポーターの協力もあり無事に除雪が進んだが、長期的な課題は残る。
モンテディオ山形は以前から新スタジアム建設を進めており、2028年のオープンを目指して計画が進行中だ。新スタジアムはアウェイ席を除く3方向が屋根で覆われる計画で、現在のスタジアムと比べて快適な観戦環境が期待される。建設予定地はNDソフトスタジアム山形の特設駐車場として使用されているエリアで、アクセス面では大きな変化はない見込みだ。
スタジアムのネーミングライツを持つNDソフトウェアは、山形県南陽市に本社を構える企業で、介護・福祉・医療施設向けのソフトウェア開発を主力事業としている。また、除雪車の運行管理システムも開発しており、積雪地の交通インフラ管理に強みを持つ。冬季の試合運営において、スタジアム周辺のアクセス改善にどのように貢献するのかも注目される。