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本当にサッカーできる? Jリーグ、地域別降雪量ランキング1〜10位。冬用の設備が充実したクラブも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

5位:ガイナーレ鳥取

ガイナーレ鳥取
【写真:Getty Images】

本拠地:Axisバードスタジアム
スタジアム所在地:鳥取市
降雪量:177cm

 ガイナーレ鳥取の本拠地「Axisバードスタジアム」は、鳥取市にある。今年の降雪量は177cmで、Jリーグのクラブのホームタウンで5番目に多い。

 同スタジアムは1995年に開場したサッカー専用スタジアムで、最新の設備が整っているとは言えない。屋根もメインスタンドの一部にあるだけで、日本海側からの冷たい北風を受けやすく、冬場の観戦は体感温度がさらに下がる。

 鳥取市の冬は風が強く、1月の平均風速は約6メートル毎秒に達し、最大瞬間風速が30メートル毎秒を超えることもあるため、冬季の観戦環境としては厳しい部類に入るだろう。

 このランキングのトップ10で最も西に位置するクラブであるガイナーレ鳥取は、Jリーグのクラブの中でも異色の取り組みを行っている。クラブは芝生の生産・販売を事業としており、これまで培った生育のノウハウを活かし、ホームタウンの休耕地で育てた芝生を売却している。これは、スタジアムや練習場の芝の管理だけでなく、地域の農地活用や環境保全にもつながるユニークな取り組みだ。

 寒冷期にも良好な芝生コンディションを維持し、質の高い試合を提供できれば、クラブの評価はさらに高まるはずだ。冬季開催という逆境の中で、ガイナーレ鳥取がどのようにピッチ環境を整えていくかが注目される。

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