フットボールチャンネル

フォーカス 2日前

本当にサッカーできる? Jリーグ、地域別降雪量ランキング1〜10位。冬用の設備が充実したクラブも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

7位:アルビレックス新潟

アルビレックス新潟の本拠地・デンカビッグスワンスタジアム
【写真:Getty Images】

本拠地:デンカビッグスワンスタジアム
スタジアム所在地:新潟市
降雪量:133cm

 アルビレックス新潟の本拠地「デンカビッグスワンスタジアム」がある新潟市は、今年133cmの降雪量を記録している。

 新潟県内では長岡市や魚沼市といった内陸部が豪雪地帯として知られる一方、新潟市は比較的雪が少なく、今年の降雪量も133cmにとどまっている。ただし、湿った雪が降ることが多く、積雪後の雨やみぞれがピッチ状態に影響を与える可能性がある。

 同スタジアムは、2001年にオープンした陸上競技場型のスタジアムで、多くの席が屋根で覆われている。しかし、新潟市は日本海からの強い風の影響を受けやすく、冬季の試合では体感温度が低くなる。ピッチにはヒーティングシステムが備わっておらず、冬場のコンディション維持が課題となりそうだ。

 また、最寄りの新潟駅から徒歩なら1時間かかるというアクセスも客足に影響があるだろう。通常はシャトルバスや車を利用するが、冬季は降雪による道路状況の影響でバスの遅延も考えられる。

 アルビレックス新潟は、このランキングのトップ10で唯一のJ1クラブであり、J1の中では最も雪の影響を受けやすい。遠方からの観客が多く、雪の多い地域というイメージ自体が観客動員に影響を与える可能性もある。

 練習場の「アルビレッジ」がある聖籠町では、新潟市よりも降雪量が多い。今年も2月に天然芝のピッチが雪で覆われ、同じ施設でトレーニングする新潟医療福祉大サッカー部の協力を得て、除雪作業を行った。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!