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本当にサッカーできる? Jリーグ、地域別降雪量ランキング1〜10位。冬用の設備が充実したクラブも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

8位:AC長野パルセイロ

AC長野パルセイロの本拠地・長野Uスタジアム
【写真:Getty Images】

本拠地:長野Uスタジアム
スタジアム所在地:長野市
降雪量:107cm

 AC長野パルセイロの本拠地「長野Uスタジアム」は、長野市にある。今年の降雪量は107cmだ。

 同スタジアムは、1998年の冬季オリンピックのメイン会場となった南長野運動公園内の一施設で、2015年に長野パルセイロがJ1参入を目標とし、全面改修を行った。サッカー専用のスタジアムで、芝の生育の観点からアウェイ観客席側が1層、その他の席が2層とした「U」の字を描いているのが特徴だ。

 ヒーティング設備はないものの、芝の管理には力を入れている。ケンタッキーブルーグラスという寒地型西洋芝を使い、ピッチコンディションには細心の注意を払っている点は強調しておくべきだろう。

 冬季オリンピックの開催地というイメージから大雪が心配されがちだが、豪雪地帯に指定されているのは長野県の一部であり、長野市は必ずしも大雪に見舞われるわけではない。

 とはいえ、観客の移動には影響がありそうだ。長野市は長野盆地に位置し、市街地の標高は約370mとそれほど高くない。しかし、近隣県から車で訪れる場合、山間部の峠を越えなければならないルートが多く、群馬・新潟・松本方面からのアクセスは、冬季には積雪や凍結に注意が必要だ。

 また、最寄り駅である篠ノ井駅周辺には宿泊施設が少なく、宿泊を伴う観戦者は長野駅周辺を拠点とすることになる。J2、J1と上を目指す中で、観客の受け入れ態勢をさらに強化していく必要があるだろう。

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