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本当にサッカーできる? Jリーグ、地域別降雪量ランキング1〜10位。冬用の設備が充実したクラブも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌の大和ハウス プレミストドーム
【写真:Getty Images】

本拠地:大和ハウス プレミストドーム
スタジアム所在地:札幌市
降雪量:330cm

 Jリーグクラブの本拠地で最も年間降雪量が多いのは、北海道コンサドーレ札幌が拠点を置く札幌市で、2位以下に大差を付ける330cmを記録している。

 Jリーグ全クラブの中で最北端に位置するため、コンサドーレは秋春制移行の影響を大きく受けるクラブの一つだ。札幌では例年10月下旬~11月上旬に初雪が観測され、12月中旬には根雪となる。特に1月・2月は年間降雪量のピークを迎え、観客動員にも影響を与えかねない。

 それでも、Jリーグで最も過酷な環境というわけではない。2001年に誕生した「大和ハウス プレミストドーム」は寒冷地向けに設計されており、ピッチにはヒーティングシステムが備わっている。また、観客席には局所空調が整備されており、スタンドの足元から温風が供給されるため、冬季でも快適に観戦できる。

 練習場である「宮の沢白い恋人サッカー場」にもヒーティングシステムを備えた天然芝ピッチがあり、選手のトレーニングへの影響は最小限に抑えられている。

 プレミストドームへのアクセスも良好で、最寄りの福住駅から徒歩7分と、Jリーグの本拠地の中では比較的利便性が高い。

 それでも、コンサドーレの地元ファンは雪や寒さに慣れているとはいえ、遠方のファンにとって冬季の北海道遠征はハードルが高い。航空便の欠航・遅延リスクもあり、道外のファンが真冬の北海道での試合観戦に踏み切るには、十分な防寒対策と移動計画が必要だ。

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