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　Jリーグのクラブを支える胸スポンサー企業には、日本を代表する大企業が名を連ねている。その中で最も売上高が高いのはどの企業なのか。J1からJ3までのクラブを対象に、胸スポンサーの売上高ランキングを紹介する。意外なクラブのランクインや、スポンサーとの深い関係性にも注目だ。売上高は「マイナビ」を参照。

4位：ガンバ大阪

胸スポンサー：パナソニックホールディングス（電気機器）
売上高：8兆4,964億円（2024年3月末）

　ガンバ大阪の胸スポンサーを務めるのは、日本を代表する総合電機メーカーであるパナソニックホールディングス（旧：松下電器産業株式会社）だ。2024年3月末の売上高は8兆4,964億円で、Jリーグの胸スポンサー企業の中で4位となった。

　ガンバ大阪の前身は、1980年に創部した松下電器産業サッカー部であり、クラブの歴史そのものがパナソニックと密接に結びついている。1991年にクラブ化され、1993年のJリーグ発足時にはオリジナル10の一員として参戦。以降、Jリーグのトップクラブの一角を担い続けている。2022年にパナソニックグループはパナソニックスポーツ株式会社を設立し、ガンバ大阪を子会社化している。

　ガンバ大阪のホームスタジアムである「パナソニックスタジアム吹田」は、2016年に完成した日本国内屈指のサッカー専用スタジアムである。2018年には吹田市からネーミングライツを取得し、企業名を冠する形となった。

　スタジアムの設備にはパナソニック社製の最新技術が多数採用されている。夜間照明にはパナソニック製のLED投光器が使用され、試合中の視認性向上や省エネルギー化に寄与している。このように、単なるスポンサーとしてだけでなく、技術面でもクラブを支えている。

　J2に降格した時期もあるガンバ大阪だが、2005年と2014年にはJ1で優勝するなど、日本屈指の名門クラブとしての地位を築いている。その背景には、日本屈指の大企業の支援がある。