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伊藤敦樹が決勝点をお膳立て
伊藤敦樹と渡辺剛が所属するKAAヘントは現地時間9日、 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第29節でロイヤル・アントワープと対戦し、1-0で勝利を収めた。この試合で先発した伊藤は、決勝ゴールをアシスト。チームのリーグ戦3試合ぶりの勝利に貢献している。
プレーオフ1出場圏内の6位につけるヘントが、5位アントワープの本拠地に乗り込んだ一戦。この試合までリーグ戦19試合に先発している伊藤は、中盤の一角でスタメン入り。渡辺は負傷によりベンチ外となった。
試合が動いたのは、0-0で迎えた83分。アウェイチームが均衡を破る。右サイド深い位置でボールを失った伊藤だったが、素早い切り替えでボックス右付近でボールを奪い返す。そのままドリブルでエリア内に侵入した26歳の日本人MFは、ゴール前でフリーになっていた エメ・オムバを見逃さず、丁寧なラストパス。これをオムバがダイレクトで蹴り込み、ネットを揺らした。
伊藤のボール奪取能力と冷静な持ち上がり、そして判断が光ったプレーで1点を奪ったアウェイチームはこのリードを守り切り、1-0の勝利。リーグ戦3試合ぶりの勝利でレギュラーシーズン6位以内を確定させた。なお、伊藤はここまでベルギーの地でリーグ戦24試合の出場で2ゴール1アシストを記録している。