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2025シーズンの明治安田Jリーグでは、湘南ベルマーレの躍進が話題になっている。開幕3連勝、その後の2試合をドローで終え、サンフレッチェ広島(1試合未消化)と同じく開幕からの無敗を継続している。では、これまでのJリーグにおける開幕無敗記録はどれほどなのか。今回は、J1リーグにおける開幕無敗記録を集計し、ランキング形式で1~10位を紹介する。※成績はJリーグ公式サイトを参照。連続負けなし数が並んだ場合には引き分け数が少ない方を上の順位に記載。引き分け数も同じ場合は年間順位が上のチームを先に記載
10位:大宮アルディージャ
【写真:Getty Images】
記録達成:2013シーズン(年間順位:14位)
連続負けなし数:10試合(引き分け数:2試合)
開幕無敗記録を止めたクラブ:ベガルタ仙台
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2013シーズンのJ1リーグで開幕からスタートダッシュを決めたのが大宮アルディージャだった。
就任2年目のズデンコ・ベルデニック監督が磨きをかけた堅守速攻スタイルは、強豪相手にも抜群の効果を発揮。鹿島アントラーズに3-1(第4節)、浦和レッズに1-0(第7節)、サンフレッチェ広島に2-1(第10節)で勝利するなど、Jリーグに“オレンジ旋風”を巻き起こした。
第4節から7連勝を達成した大宮は、前シーズン終盤から数えて計21戦無敗を記録。当時のJ1リーグ連続無敗記録を更新した。柏レイソルをアウェイで4-0(第8節)と粉砕した際には、クラブ史上初のJ1首位に浮上。ズラタン、ミリヴォイェ・ノヴァコヴィッチ、チョ・ヨンチョルら強力な外国人助っ人と、青木拓矢や下平匠といったハードワーカーたちがバランス良く融合したチームは、優勝の期待すら抱かせる強さを見せつけていた。
そんな絶好調の大宮を止めたのは、前シーズンにJ1リーグで2位という大躍進を遂げたベガルタ仙台だった。敵地『ユアテックスタジアム仙台』に乗り込んだ大宮は、前半のうちに2失点。後半にズラタンのゴールで一矢報いるも1-2で競り負け、開幕無敗記録は「10試合」で途切れた。
そこからの転落劇は凄まじいものだった。真夏が近づくにつれて、ハードワークを続けてきた大宮は息切れを起こすようになり、第16節の横浜F・マリノス戦から8連敗。8月にはベルデニックの解任に踏み切った。
それでも負の流れは止まらず、第25節のアルビレックス新潟戦から再び8連敗の泥沼に。ラスト2試合こそ連勝で終えたが、最終順位は14位と、シーズン序盤の快進撃が嘘だったかのような結果となっている。