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Jリーグ 3日前

加入前に抱いていた予感は今、確信へ。湘南ベルマーレ、上福元直人が思う「今シーズンの湘南のよさ」とは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

「移籍してきてもまったく違和感がない」」

「湘南の素晴らしい取り組みに加えて、自分がここでプレーできれば、さらにいいものを表現できるんじゃないか、という確信のようなものがあった。実際に移籍してきてもまったく違和感がないというか、本当に幸せだと感じているし、この取り組みをさらにいいものにしていきたい、という欲も出てきている」

 チームが一丸となって成長する目標を共有する湘南に、上福元は足元の高い技術を駆使したビルドアップと、最終ラインの背後を幅広くカバーする機動力を加えた。いずれも湘南がキーパーに求めていた特長であり、移籍後初出場だった昨年8月末の名古屋グランパス戦から、上福元は先発に定着し続けている。

 迎えた今シーズンのリーグ戦で、湘南を率いる山口智監督は先発陣の顔ぶれをほぼ固定している。同じ1989年生まれの大野和成や大岩一貴が、リザーブとしてスタンバイしているメンバー構成で、2000年代生まれの選手が6人を占める若い先発陣で最年長となる35歳の上福元は言う。

「ベテランらしく、などと考えるよりも、湘南の勝利から逆算しながら自分が貢献できる部分を考えている。チームがやるべきプレーのなかで、キーパーに求められるものに真摯に向き合っているつもりです」

 FC東京戦ではビッグセーブを演じ、鹿島アントラーズに勝利した開幕節以来となるクリーンシートを達成した上福元へ、山口監督も「一番後ろで安定感を与えてくれている」とエールを送っている。

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