19位:ヴィッセル神戸 対 アビスパ福岡(第4節)
試合会場:ノエビアスタジアム神戸
観客数:20,890人
開催日:3月1日(土)
19位には先週末に行われた第4節から、ヴィッセル神戸対アビスパ福岡の試合がランクインした。
一昨季、昨季とリーグを連覇した神戸だが、今季はリーグ戦3試合を終えた時点で3つの引き分けとややつまずいた形での船出に。過密日程と負傷者続出による苦しい台所事情でこの試合を迎えた。
対する福岡もスタートダッシュに失敗している。開幕してからの3試合は全敗で、悪い流れを断ち切るために落としたくない一戦。今季初勝利を見届けようとノエビアスタジアム神戸には両チームのファン・サポーター合わせて20,890人が足を運んでいる。
試合は序盤から福岡が優勢の展開。最前線のナッシム・ベン・カリファや紺野和也、北島祐二らを中心としたプレッシングからチャンスを作り出した。その後も攻勢を強める福岡は40分、ペナルティエリア内でこぼれ球を拾った見木友哉の折り返しが相手選手にあたってゴールへ。幸先よく先制し試合を折り返している。
福岡の堅守に苦しんだ神戸は、後半開始と同時に大迫勇也らを投入。75分に相手選手が退場し数的優位な展開となったが、アウェイチームの粘り強いディフェンスを崩せず。福岡のDF田代雅也のファインプレーもあって最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。
データサイト『SofaScore』によると、この試合における神戸のゴール期待値は「0.82」となった。アディショナルタイムを含め約20分間、数的不利な状況にもかかわらず神戸を完封した福岡にとってこのウノゼロ勝利は大きな自信になるはずだ。
これで神戸は今季初黒星。予想以上に足踏みしている王者がリーグ戦初勝利を掴むのはいつになるのだろうか。