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2025年の明治安田J1リーグも開幕してすでに4試合が終了した。毎試合、各スタジアムに多くのサポーターが訪れ、スタジアムは熱気に包まれている。そんなJ1で、早くも多くの観客を動員しているのはどの試合か。今回は全40試合の観客数をランキングにし、11〜20位を紹介する。

20位：清水エスパルス 対 アルビレックス新潟（第2節）

試合会場：IAIスタジアム日本平
観客数：18,141人
開催日：2月22日（土）

　20位には清水エスパルス対アルビレックス新潟のカードがランクインした。

　清水にとってホーム開幕戦となったこの試合には、18,000人余りの観客がスタジアムに来場。ヘリコプターを使った試合球投下セレモニーなどスペシャルな演出が実施され、J1で迎える開幕戦に対する清水運営陣の気合の入り方がうかがえた。

　観客の期待にこたえるかのように、清水は新潟相手に2-0の完封勝利。2007シーズン以来18年ぶりとなるJ1開幕2連勝を飾っている。

　ただ、スコアではなく試合内容にフォーカスすると、清水が圧倒する展開ではなかった。一昨季からJ1で戦ってきた新潟が地力の高さを見せつけていた印象だ。

　アウェイチームは丁寧にボールを繋いで主導権を握り、清水を自陣に押し込んでいた。26分に秋山裕紀が一発退場となって1人少ない状況で戦うことを強いられたものの、新潟の攻守は揺らがず。

　互角に渡り合って清水を苦しめていたが、前半アディショナルタイムにコーナーキックの流れから失点。清水にとっては最高の形で、新潟にとっては苦しい時間帯に均衡が崩れた。

　後半も数的不利の新潟が果敢に奮闘していたものの、清水の交代カードが鮮烈なインパクトを放つ。62分、ハーフタイムに投入された松崎快がペナルティーエリア手前からスーパーゴール。この追加点は一瞬にして観客の心を掴み、勢いに乗った清水はそのまま新潟に主導権を渡すことなく2-0で勝利した。試合を変える一発とは、まさにこのことだろう。