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エルドル・ショムロドフが指揮官の期待に応える
UEFAヨーロッパリーグ(EL)ノックアウトフェーズ・ラウンド16第1戦、ASローマとアスレティック・ビルバオの一戦が現地時間6日に行われた。試合はホームのローマが2-1で逆転勝利を収めている。この試合で貴重な逆転弾を叩き込んだのは、ウズベキスタン代表FWエルドル・ショムロドフだった。
リーグ戦では11試合負けなしの好調ローマが、ビルバオをホームに迎えたファーストレグ。前半はスコアレスで折り返すと、50分にコーナーキックからイニャキ・ウィリアムズがネットを揺らし、アウェイチームが先制に成功する。それでもローマは6分後に、右サイドを駆け上がったゼキ・チェリクの折り返しをアンヘリーノが利き足とは異なる右足で決めて同点に。
そして71分、ローマのクラウディオ・ラニエリ監督は、好調パウロ・ディバラとストライカーのアルテム・ドフビクを下げて、マティアス・スーレとエルドル・ショムロドフを投入。そしてこの采配が見事に的中する。
後半アディショナルタイム4分、スーレがボックス外右でボールをキープして時間を作ると、60分からピッチに立っていたアレクシス・サーレマーケルスにボールを預ける。サーレマーケルスはダイレクトで、ボックス内で待ち受けていたショムロドフに縦パスを突き刺す。このボールを受けた29歳のウズベキスタン代表FWは、ファーストタッチはうまく決まらなかったが、素早くフィニッシュまで持ち込み、左足でゴール左隅に流し込んだ。
自身が求めていた位置からはややズレていたパスだったが、落ち着いたフィニッシュワークによる劇的な逆転弾だった。このゴールでローマは、2-1で勝利。ホームでの第1戦を見事に勝ち切った。ELファイナルの舞台でもある『サン・マメス』での第2戦は、現地時間13日に行われる。