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Jリーグ 14時間前

エロンはベガルタ仙台で幸せを感じる。「こんなブラジル人は見たことない」昨季との違いは「オフ中もずっと…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志 photo by Getty Images

「俺を出せオーラが強烈だった」エロンに期待する森山佳郎監督

「昨年は何ヶ月もやってないような、フィットしていないような状態で日本に来て、慣れるまで時間がかかったんですけど、今年はオフシーズンも太ることなく戻ってきてくれたので、キャンプもかなりいい状態ではありました」

 昨季の開幕時はコンディションが良くなかったが、今季はしっかりと体重管理もして良いコンディションで始動を迎えたという。エロン自身も「オフ中もずっと体重のことだったり、自分のコンディションを気にしていました。やっぱり良い形でスタートからね、みんなでやるということに意味があると思いますし、そのおかげで良いキャンプもできました」とコンディション管理には非常に気を遣っていた。

 そんな中迎えたJ2リーグ戦では開幕から2試合先発メンバーから外れたが、大分戦で初先発となった。森山監督はエロンの「俺を出せオーラが強烈だった」と語る。

「もちろん先発で出たくない選手なんていないと思います。でももちろん監督の決断を僕はリスペクトさせてもらっていますし、僕はグループの人間で、サッカーは個人のスポーツじゃないと思いますし、みんなで一丸となってやるのが大事だと思います。良い形で練習をして、良い行いをすれば、必ず自分のタイミングが来ると信じています。早いタイミングで自分がこういった形で信頼してもらって、先発で出してもらえることもすごく幸せに思いますし、引き続き信頼をしてもらえるように普段の練習から心がけていきたいと思います」

 エロンは監督の決断を尊重し、そして先発のチャンスを最大限に生かした。ブラジル国籍の選手はともすれば、先発で出られなかったりするとふてくされる選手もいる中、エロンはチームのことを第一に考えている。

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