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現在サウジアラビアにはクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、カリム・ベンゼマやサディオ・マネら数々のスター選手がプレーしている。今冬にもアストン・ヴィラからジョン・デュランが移籍するなど、欧州からの中東挑戦が絶えない中で、短期間で欧州復帰を決断した選手もいる。今回は、2年以内に同国を去った選手を厳選して紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:イバン・ラキティッチ(元クロアチア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1988年3月10日
在籍時期:2024年1月~2024年7月
セビージャとバルセロナで数々のタイトル獲得に貢献したイバン・ラキティッチのサウジアラビアでの生活は半年で終わりを告げた。
2020/21シーズンにセビージャ復帰を果たしたラキティッチは、相変わらずの鉄人ぶりで負傷離脱することなく主力として活躍。しかし、契約満了を迎える予定の半年前にあたる2024年1月に自らが退団を望む形でアンダルシアのクラブを去った。
新天地にサウジアラビアのアル・シャバブを選択すると、デビュー戦でいきなりゴールを決める幸先の良いスタートを切った。しかし、4月から5月にかけて負傷離脱を余儀なくされるなど、満足のいく活躍をすることができずに2023/24シーズンが終了した。
続く2024/25シーズンもアル・シャバブとの契約が残っていたが、個人的な理由で中東を去る決断をする。クロアチアの名門ハイドゥク・スプリトからオファーを受けると、サウジアラビアのクラブとの契約を解除した。
スイスでクロアチア人の両親の下で生まれ育ったラキティッチは、プロキャリアを通してクロアチアのクラブに在籍したことがなく、チャンスがあれば母国でのプレーを希望していたようだ。アル・シャバブのサポーターに向けて「豊かで忘れられない経験」という言葉を残し、高額な年俸よりも自らの夢を選択する形で、ハイドゥク・スプリト加入を決断した。
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