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サッカー選手のバリューを表す指標のひとつである「市場価値」は、時代によって大きく変動する。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出した金額をもとに、日本人選手の歴代最高市場価値ランキングを紹介する。今回はDF編。※金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。市場価値は1月27日時点
3位:板倉滉
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年1月27日
最高市場価値:1500万ユーロ(約24億円)
更新日:2023年10月18日(当時26歳)
歴代日本人DFの最高市場価値ランキングの3位にランクインしたのは、ブンデスリーガで日本人センターバック(CB)の地位を押し上げるような活躍を披露し続けている板倉滉だ。
板倉がドイツでの挑戦を始めたのは2021年8月のことだった。フローニンゲン在籍時代の2020/21シーズンにクラブ最優秀選手にも選出されるようなプレーを見せていたなかで、当時2. ブンデスリーガ(ドイツ2部リーグ)所属のシャルケに加入した。
移籍初年度の2021/22シーズンは主力CBとしてチームの2部優勝と1部昇格に貢献。翌2022/23シーズンには、それまでの所属元だったマンチェスター・シティを退団し、ボルシア・メンヒェングラートバッハに完全移籍で加入した。板倉は名門クラブでも実力をいかんなく発揮。シャルケ時代に引き続き、替えの効かない主力CBとして現在までプレーを続けている。
欧州5大リーグで目覚ましい活躍を披露したことで、板倉の市場価値は急騰。2023年10月には自己最高の1500万ユーロ(約24億円)を記録した。ボルシアMG加入時に500万ユーロ(約8億円)だった市場価値は、約1年の間に額面が3倍になっていた。
2023/24シーズンは日本代表との掛け持ちや負傷、チームの低迷といった要素が重なるなど、板倉にとって厳しい1年となり、市場価値も2024年5月には1200万ユーロ(約19.2億円)まで下降。だが、今シーズンは大きな負傷もなくパフォーマンスが安定したことで、市場価値を再び1500万ユーロまで戻している。
様々な逆境に立ち向かった昨シーズンを経て、板倉は一回り成長した姿を見せてくれている。ドイツにおける日本人CBの地位向上に寄与した功績は非常に大きい。
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史上最強の選手は誰!? 日本人DFの最高市場価値ランキング1位
史上最強の選手は誰!? 日本人DFの最高市場価値ランキング2位 【了】