3位:浦和レッズ
【写真:Getty Images】
試合数:772試合
通算成績:336勝201分235敗(得失点差:219)
通算勝ち点:1,209
近年低迷しているイメージに引っ張られてしまいがちだが、浦和レッズは直近20シーズンのJ1リーグで数多くの勝ち点を稼いできたクラブの1つである。通算勝ち点ランキングでは3位にランクインした。
ちょうど20年前の2005年、ギド・ブッフバルト監督に率いられた浦和は2年連続でJ1リーグ年間2位につけるなど、安定した強さを誇っていた。翌2006シーズンは、ワシントンやポンテといった強力助っ人たちと長谷部誠、三都主アレサンドロ、小野伸二、田中マルクス闘莉王ら日本代表勢が見事に融合。クラブ史上初のJ1優勝を成し遂げた。
浦和はその後も2012シーズンで3位、2015シーズンの1stステージと2016シーズンの2ndステージで優勝を果たしており、着実に勝ち点を積み上げていった。直近20シーズンの通算勝ち点は「1,209」を記録。ブッフバルト体制下を皮切りに、浦和はJリーグを代表する強豪としての地位を固めた。
直近5シーズンの浦和は10位以上でのフィニッシュが4回を数えるものの、その内情は10位→6位→9位→4位(2020~2023シーズン)とJ1優勝争いから遠い位置にいることのほうが多い。
2024シーズンは13位という屈辱的な順位に甘んじ、2025シーズンもここまで開幕4試合勝利なし(2分2敗)。“赤い悪魔”の受難の日々は続いている。今後のJリーグがより盛り上がりを見せるためには「憎たらしいほどに強い浦和」の復活が必要不可欠だ。
初優勝を飾った2006シーズンのように、現在のチームにもマテウス・サヴィオやチアゴ・サンタナ、金子拓郎のような個の力に秀でた選手たちは存在する。チームを預かるマチェイ・スコルジャ監督の手腕に期待したいところだ。