5位:ガンバ大阪
【写真:Getty Images】
試合数:736試合
通算成績:326勝176分234敗(得失点差:191)
通算勝ち点:1,154
6位に入ったサンフレッチェ広島と同様に、ガンバ大阪も直近20シーズンのJ1リーグで黄金期を迎えて通算勝ち点を大きく伸ばしたクラブの1つだ。同舞台で2度の優勝を勝ち取ったG大阪は「1,154」もの通算勝ち点を獲得。同ランキングで5位に食い込んでいる。
2005シーズン、G大阪で4年目を迎えていた西野朗監督は攻守両面においてバランスの取れたチームを作り上げた。宮本恒靖やシジクレイがにらみを利かせる最終ライン、遠藤保仁や家長昭博といったスターが揃う中盤、そしてアラウージョ、フェルナンジーニョ、大黒将志の強力攻撃陣はどの対戦クラブにとっても脅威だった。G大阪は同シーズンにJ1制覇。クラブ創設以来初、また関西のチームとしても初のリーグ優勝だった。
G大阪が再び数多くの勝ち点を稼ぎ出したのは2014シーズンだった。2012シーズンに初のJ2降格という屈辱を味わったものの、主力選手の大半が残留した2013シーズンには盤石の強さでJ2リーグを制し、1年でJ1に復帰する。
翌2014シーズンは前半戦こそ躓いて降格圏の16位に低迷するも、後半戦に一気に調子を上げる。最終的に9年ぶり2回目のJ1優勝を成し遂げた。長谷川健太監督に率いられた青黒の戦士たちは、Jリーグ史上最大勝ち点差「14」からの逆転優勝という偉業を成し遂げたのである。
直近5シーズンのG大阪は10位以下でのフィニッシュが3回と、やや苦しい戦いを強いられている。それでも直近20シーズンのJリーグ通算勝ち点ランキングでトップ5入りを果たしたという事実は、黄金期の間に積み上げた勝ち点が未だに効いていることを示唆している。