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【写真：Getty Images】

ネイマール復帰の条件とは…

　バルセロナは、サントスに所属するFWネイマールの復帰を検討する条件を明確に打ち出しているようだ。現在33歳になったブラジル代表は、待ち望む古巣への帰還を果たすことができるだろうか。スペインメディア『SPORT』が現地時間3日に具体的な条件を報じた。

　同メディアは、「現在のネイマールの目標は明確である。つまり、体調を整え、再びプレーで脚光を浴び、2026年のワールドカップに万全の状態で臨み、ブラジル代表の10番を背負うことだ。そのためにまずは6ヵ月間の契約を結んだサントスで、サッカー選手としての感覚を取り戻しているが、今夏にはフリーエージェントとなり、自身の将来を再考する意向である。また情報によれば、彼はヨーロッパへの帰還を夢見ており、バルセロナ行きが第一希望だと考えているようだ」と、ネイマールの今と将来の展望を伝えている。

　しかしその一方で、バルサ側はネイマールの獲得に消極的だ。同メディアは、「まず、ハンジ・フリック監督にとってネイマールの年齢とコンディションは、若さと激しさを基本とする現チームで活躍できるのか疑問を持たざるを得ない。加えて、経済的に不透明な状況にある現在のクラブの状況においては、長期的なプロジェクトに適合する選手を獲得してチーム強化を進めることが優先である」と、スポーツ及び経営の両面から、獲得が歓迎されていないことを報じている。

　以上の理由から、バルセロナ側は選手の代理人に対して、「まずサントスで15得点を決めろ。それからネイマールの獲得を検討しよう」と、獲得条件に関する意思表示をはっきり行っているようだ。果たしてネイマールはサントスでどれほどの爆発を見せ、ヨーロッパ行きの切符をつかみ取るのだろうか。