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明治安田J1リーグの第4節、東京ヴェルディ対ガンバ大阪は0-1でガンバが勝利した。中心メンバーの宇佐美貴史と中谷進之介を欠く中で、この試合チームを牽引したのは山下諒也だった。その裏には、試合前日にかけられたキャプテンからのある言葉が…。たった5文字の短い言葉の中にも、熱い思いを汲み取った。(取材・文:藤江直人)
新たなホットラインの開通
お互いが敵陣のどこにいたのか、正確には把握していなかった。それでも、ガンバ大阪の山下諒也はとっさの判断で満田誠とのホットラインを開通させて、東京ヴェルディの守備網を崩壊させた。
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敵地・味の素スタジアムに乗り込んだ2日のJ1リーグ第4節。両チームともに無得点で迎えた85分に、ガンバ大阪の右サイドバック半田陸が、左斜め前方へワンタッチパスを送った直後だった。
ターゲットとなった右サイドハーフの山下が、相手ゴールとは反対側を向いた体勢から右足のかかとをボールにワンタッチさせる。意表を突くフリックパスに、山下のマークについていたヴェルディの宮原和也はまったく反応できない。しかも、ボールは山下の背後にいた満田につながった。
サンフレッチェ広島から期限付き移籍で加入したのが2月27日。ヴェルディ戦へ向けて、2日しか一緒に練習できていない満田との以心伝心のコンビネーションを、山下はこう振り返った。
「マコ(満田)とは練習もまだちょっとしか一緒にやっていないけど、いつも自分の近くにいてくれるイメージがあるので本当にやりやすいし、だいたいの位置を把握していたのでフリックしました」
コンビネーションには続きがあった。後半開始からトップ下で投入された満田も言う。