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ソシエダMF久保建英に人種差別発言をしたバレンシアサポーターを200以上のカメラで特定。処罰に向けて動くと現地紙が報じる

text by 編集部 photo by Getty Images

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久保建英

【写真:Getty Images】

久保への人種差別について

 1月19日に行われたスペイン・ラ・リーガ第20節、バレンシア対レアル・ソシエダの一戦。この試合では、ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英に対して、バレンシアサポーターが人種差別発言をし問題になっていた。スペイン紙『MARCA』は、サポーターを特定して処罰に動いていることを報じている。

 

 バレンシアのホームで行われた試合では、「中国人、目を開けろ。お前は中国人だろ!」と、後半にピッチ脇でウォーミングアップをしている久保に対してバレンシアのサポーターが人種差別発言を行っていた。

 同メディアは、「久保を侮辱した2人のサポーターはこうして特定された」と前置きした上で、「固定式と移動式の200台以上の防犯カメラの監視は数日間にわたって行われ、国立スポーツ研究所の協力も得られた」と、人種差別をしたサポーターを特定に至るまでの経緯について紹介。

 そして、膨大な映像データと音声を同期して当該サポーター2人を特定したこと、バレンシアはその2人がシーズンチケットの保持者なのかどうかすでに調査をしていること、正式な制裁措置に向けて動いていることを伝えていた。また、人種差別的な発言をしたサポーター2人に対しては、スペインの反暴力委員会も罰金4000ユーロ(約64万円)と1年間のスポーツ会場入場禁止処分を科すことを提案していると報じている。

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