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【写真:Getty Images】
前田の幻のゴール
スコットランド・スコティッシュ・プレミアシップ第27節、ハイバーニアン対セルティックの試合が現地時間21日に行われていた。この試合は2-1でハイバーニアンが勝利している。英メディア『BBC』は、セルティックFW前田大然のVARによって取り消されたゴールは実は認められるべきものだったことを伝えていた。
リードされていたセルティックは、試合終了間際に、アリスター・ジョンストンの右サイドからのクロスのこぼれ玉を前田が押し込んで同点に持ち込んでいた。当初は得点が認められていたものの、VARの介入によって、ジョンストンがクロスを入れる前にボールがラインを割っていたとされ得点は取り消されている。
もっとも、このVARの判定は間違っていたようだ。スコットランドサッカー連盟(SFA)の調査委員会によると、5人の委員の投票の結果、4対1でVARの判定は正当なものではないという結論に至ったと伝えられている。
「大多数の委員(5人中4人)はゴールを認めた判定が正しいとした。彼らは、ボールがラインを割ったという判定をしたVARの判定は正しくないと判断したようだ。一方で、1人の委員はボールを映したアングルの1つがボールアウトを示していたと考え、VARの介入は正しいとした」
セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督も、「審判はスタジアムの中で最善の視点から判断を下した。VARは憶測で判定を下したと私は感じている。判定を覆したからには明白な証拠があると思っていた。しかし、VARにはあれがアウトであると結論付けるための技術がない」と、試合後にゴールを取り消された判定への不満を口にしていた。