サッカーU-20日本代表　最新ニュース

【写真：Getty Images】

中国から見た日本のU-20杯

　サッカーU-20日本代表は26日、AFCU-20アジアカップ中国2025・準決勝でU-20オーストラリア代表と対戦した。日本はこの一戦に0-2で敗北し、今大会はベスト4で敗退が決まっている。中国メディア『SOHU』は現地時間1日に、U-20アジア杯での日本のパフォーマンスについて言及していた。

　準々決勝では、PK戦の死闘の末にU-20イラン代表を撃破した日本。しかし、準決勝オーストラリア戦では、中2日の疲労もあり、後半になると2失点と失速してしまう。この試合ではゴールが遠く、0-2で敗北してアジアカップ制覇の夢は絶たれてしまった。

　同メディアは、「オーストラリアに破れてしまったが、依然としてアジアトップの強さを見せつけた」と題して、日本のU-20アジア杯におけるパフォーマンスについて次のように言及している。

「日本は残念ながら準決勝で敗退してしまった。しかし、敗北したとしても日本がアジアサッカーにおいてトップの座を守ったことは間違いない。彼らは依然として強い力と潜在力を見せている。得点こそできなかったがフィールドでのパフォーマンスは賞賛に値するだろう。試合を通してボール支配率51%、シュート12回を成功させたが、オーストラリアにはわずか6回しかシュートを成功させなかった」

　また、「データから判断すると日本は不利な立場にあったわけではなく主に不運によるものだ。ゴールポストやクロスバー、相手チームのゴールキーパーのセーブによって試合の結果が変わることもあり、1試合の結果だけでチームの総合的な強さを判断できない」と述べつつ、メンバー的にも召集できなかった選手がいる中で準決勝に進出しU-20W杯出場権を獲得したのは、日本サッカーの基盤の厚みと強さを証明するものだと賞賛していた。

　中国U-20代表チームと日本の比較も行っており、「アジアサッカーにおける中国男子のパフォーマンスはやや劣っている。このギャップを直視して、日本サッカーの成功体験から学ぶべきだ」と、今後の中国サッカー発展のために日本から学ぶべき点はいくつもあると指摘している。