13位:水戸ホーリーホック vs モンテディオ山形
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【写真:Getty Images】
試合会場:ケーズデンキスタジアム水戸
入場者数:7,521人
開催日:2月23日
開幕戦を落とした後のホーム初戦で、駆けつけたサポーターと勝利の喜びを分かち合ったのが水戸ホーリーホックだ。2月23日に行われたモンテディオ山形戦は、2節消化時点のJ2リーグ観客数ランキングで13位にランクインしている。
本拠地『ケーズデンキスタジアム水戸』に山形を迎えた水戸は、序盤からアグレッシブなサッカーで主導権を握る。津久井匠海の豪快なシュートで前半のうちに先制すると、この1点を最後まで守り抜いて1-0で今季初白星を手にした。
試合後、森直樹監督が「今日の勝利は本当に大きい」(2月23日掲載/Jリーグ公式サイトより)と述べたように、開幕戦のジュビロ磐田戦(● 2-3)でどこか物足りなさを感じさせたチームにとって、山形戦はリバウンドメンタリティを示す重要な場だった。
7,521人もの入場者が訪れた『ケーズデンキスタジアム水戸』は熱気が充満。特に地の利を生かしたい水戸にとっては最高の舞台装置となったはずだ。
新加入組の渡邉新太も「お客さんもたくさん来てくれて、プレーしやすい雰囲気を作ってくれた。若手の選手もプレーしやすかったと思います」(2月23日掲載/Jリーグ公式サイトより)と、スタンドの空気感に太鼓判を押している。
磐田戦でらしくない3失点を喫した水戸が代名詞とも言える「ウノゼロ勝利」を収められた背景には、気温11.2度の寒さを吹き飛ばすほどの熱量の高さでチームを鼓舞した水戸サポーターの神通力があったはず。ピッチ上の選手たちが明確に実感するほどのサポート力を発揮した彼らは、“12人目の選手”という例えに相応しい存在だった。