18位:FC今治 vs ブラウブリッツ秋田
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【写真:Getty Images】
試合会場:アシックス里山スタジアム
入場者数:4,566人
開催日:2月16日
FC今治の観客動員が好調だ。2節消化時点のJ2リーグ観客数ランキングで18位となったのは、FC今治 vs ブラウブリッツ秋田戦。“観客数”という意味では下位に位置しているが、“収容率”という意味では驚異的な数字を残している。同ランキング19位には第2節の藤枝MYFC戦が入っているが(入場者数:3,991人)、秋田戦ではそれを上回る数の観客を呼び込むことに成功した。
2月16日、本拠地『アシックス里山スタジアム』は今治サポーターの期待感に満ち溢れていた。クラブ史上初のJ2挑戦を地元でスタートさせられるということで、客足は好調。アウェイ遠征のために遠く秋田からやって来たサポーターと併せて、4,566人もの入場者がスタンドを埋めた。『アシックス里山スタジアム』のフルキャパシティー(5,316人)に届きそうな人数である。
藤枝戦の収容率も75.1%と非常に高かったが、秋田との開幕戦はさらに凄まじい数字となっている。スタンドがほぼ満員となったメモリアルマッチの収容率は何と85.9%。J1リーグでもなかなかお目にかかれないようなパーセンテージだ。
秋田戦では、J2初挑戦を盛り上げようとピッチ内外で様々な催し物が披露された。今治寿太鼓保存会による和太鼓演奏や特殊装置による炎の演出は、スタジアムを訪れた観客の記憶に残り続けるだろう。
試合後、Jリーグデビューを飾った高卒ルーキーのMF笹修大が残した「あれだけのサポーターの人たちが見ている中でのプレーは自分としては初めてでした」(2月16日掲載/Jリーグ公式サイトより)という言葉からも、スタジアムを包み込んだボルテージの高さが伝わってくる。