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史上最強の選手は誰!? 日本人DFの最高市場価値ランキング4位。19歳で欧州→今や24億円! しかし今後は下落か?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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 サッカー選手のバリューを表す指標のひとつである「市場価値」は、時代によって大きく変動する。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出した金額をもとに、日本人選手の歴代最高市場価値ランキングを紹介する。今回はDF編。※金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。市場価値は1月27日時点

4位:菅原由勢

菅原由勢
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年6月28日
最高市場価値:1500万ユーロ(約24億円)
更新日:2023年12月15日(当時23歳)

 歴代日本人DFの最高市場価値ランキングで4位にランクインしたのは、高い攻撃性能を持つ右サイドバック(SB)の菅原由勢だ。

 2019年7月、菅原はAZアルクマールに期限付き移籍で加入し、19歳で欧州初挑戦に乗り出した。すると、移籍初年度の2019/20シーズンから右SBを任されただけでなく、攻撃センスを見込まれてウイングの位置でもプレー。翌2020/21シーズンに契約が完全移籍へ移行すると、同シーズンでは右SBのレギュラーをより確実なものとした。

 エールディヴィジを代表するSBへと成長した菅原は、AZ在籍最終年の2023/24シーズン中に自己最高の市場価値を記録する。2023年12月に叩き出した金額は1500万ユーロ(約24億円)。AZ加入直後の2019年9月時点で100万ユーロ(約1.6億円)だった市場価値は、約4年の間に15倍もの伸び率を見せたことになる。

 オランダで目覚ましい活躍を披露した菅原だが、2024年7月に移籍したサウサンプトンでは思うようなプレーができず苦戦している。現在の市場価値は1200万ユーロ(約19.2億円)だが、パフォーマンスを向上させることができなければ金額がさらに下がる可能性も十分にある。

 とはいえ、チーム全体が低調な出来に終始しているため、その状況に引きずられるようにして菅原のプレーぶりが悪化しているのもまた事実だ。AZ時代に幾度となく見せた右サイドを蹂躙するようなプレーを復活させて市場での存在感を取り戻すためには、残留争いに身を投じるようなクラブではなく、より良いエネルギーに満ちたクラブに移籍するのが最善の手だろう。菅原はまだ24歳、才能を発揮できずに燻るにはあまりにも若すぎる。

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